小説同人誌の制作・頒布をしているアマチュア物書きです。 【執筆ジャンル】 ファンタジー/文系SF 140字のついのべから10万字オーバーの長編まで、後味すっきりのエンタメ 【作風】 地の文多め・世界観綿密系。異文化、風俗、衣食住に興味あり。そのあたりをねっちり作り込みます
閉ざされた竜の国を襲った突然の地震。 未曾有の災害に動揺する王女ナターシュに救いの手を差し伸べたのは、国交のない北王国の王子を名乗る赤毛の男エドワルドだった。 「北の悪魔」と恐れられる国の王子は援助の代償に、飛竜とナターシュの身を要求する。 政略結婚も王族のさだめと受け入れ、次第に心を通わせるナターシュとエドワルド。安住の国を夢見るふたりの前に、竜の国と北王国の王位継承問題が逃れよう...
――たった一度きりの約束、それは希望という名の、
栄えある騎士の国、イルナシオンで貧しい平民の家に生まれたデュケイは、剣の才能だけを頼りに騎士位を得ようと努力を積み重ねていた。 友人のシャルロッテの紹介で高名な騎士アーソのもとへ弟子入りしたデュケイは、アーソの姪のルネと出会う。剣が生きるための手段でしかないデュケイは、強さを求めて騎士を志すルネとの考えの差異に戸惑うが、その凛とした姿...